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[INTERVIEW]―社員が活き活きと働く土壌づくりを。トレーナー研修受講 山川紀子さん
『オフィスブリエ0期トレーナー研修』受講メンバーインタビュー第8弾は、通信機器等の販売・コンサルティングを行う株式会社GRiP'S 代表取締役の山川紀子さん。
現在3つの会社経営をされている山川さん。トレーナー研修の学びを通して自社で実践されていること、そしてその変化についてお話を伺いました。お楽しみください。
何のためにここで学ぶことを選択したのですか?
オフィスブリエのトレーナー研修は、学びの場として大変質の高い研修であると感じたからです。
元子さんとは長いお付き合いで、常に学ばせていただいています。
私自身も自社に活かすため、「コーチング」「NLP」「ストレングスファインダー」などは、継続的に勉強中ですが、元子さんがこれら単体ではなし得ないことを組み合わせて組織に活かしていきたいと目指されている思いは、非常に共感する部分でもあります。
特に企業への研修プログラムを体系化されているということで、どのようにそれを企業に生かしていくのかを学びたいと思いましたし、実践で活かせるものになりうると感じました。
また、元子さんが集める受講生は絶対素敵な方々だ!と、コミュニティとしての魅力も感じていました。常日頃、経営者として会社以外のコミュニティやつながりは貴重だと思っていますので、予想通り素晴らしいメンバーと共に学べたことを嬉しく思います。
山川さんは常に組織で実践するための学びをし続けていらっしゃるのですね。
私は、自分自身が興味のあることを学び、学ぶだけではなく経営の現場で実践することが重要だと考えています。
そして、自ら学んだことを自社に必要なタイミングで組織全体に取り入れるべくアウトプットしたり、時には外部講師に研修を依頼をすることもあります。
弊社は、コーチング文化、ストレングスマネジメントとともに、ミッション経営を行っています。
一人ひとりが軸を持ってスムーズに活動ができる土壌づくりを目指して、私の役割はその場づくりをすることです。そういった場づくりをするために常に学ぶことが経営者として必要なことだと考えています。
また、先程も話しましたが、学び続けても実践に活かすことが出来なければ何の意味もないと思っています。
この学びを通して、社員には何かを得てもらうこと、そして自分たちがそれを活かして動けるようになることを意識しています。
社員は約140名ほどおりますので、各拠点スタッフとはなかなか頻繁に会うことは出来ていませんが、直下の営業統括本部では直接的な関わりを多く持つように心がけています。
来年からはさらに関わりを濃くし、まずは「経営チーム」になりうるリーダー層とは、私の考えや今後の会社の方向性をもっとすり合わせていきたいと考えています。こうしたリーダー層との共有の時間がとても重要ですね。
トレーナー研修を受講されて変化はありましたか?
ブリエのメソッドである、コーチング・ストレングスファインダー・NLPのミックスノウハウは、本当に元子さんのチャレンジ、真っ向勝負で向き合って練り上げてこられた素晴らしいメソッドだと思います。
私もタイプは違えどチャレンジャーでありたいと考えているのですごく刺激されますし、人の根幹に変化を起こすブリエメソッドを学び、改めて『個と組織の強化』を意識するようになりました。
具体的には、組織は人が司っていますので、個が成長することを組織論と合わせて考えていかなければならないと改めて確認できました。
その気づきのおかげで、今までは複数名で行うグループコーチングや会議、ブレストの場で情報共有をする事が多かったのですが、もっとひとり一人と向き合い、状況を把握して引き出していく1on1ミーティングの時間を持つようになりました。
1on1とは、主要リーダー層との1時間ほどのミーティングで、私が直接行います。
コーチングベースですが、加えて考えをすり合わせたり、本人の考え方を引き出したり、現場の状況シェアや今後の方向性、そして明日からどうしていくか聴きます。
現場に入るとどうしてもお客様応対や目の前のことに意識が向きがちになりますので、
こういった時間はとても大切です。
そして、もっと社外からの情報を取り入れ活性化することが、社員に対しての最大の影響だと考えていますので、来年はもっと私から社員へ直接的に外の世界、情報をもって影響を与えていけたらと思っています。
社員一人ひとりが自分で考え、行動できるようにするとともに、確かな方向性と仕組みを構築していきたいですね。
そのために、私自身が常にご機嫌で前向きであることが必要ですし、社外から新しいことを取り入れる姿を見て、社員にもそうあるように感じ取ってもらいたいと思っています。
また、積極的に外の世界も知る機会を増やすと、視点(フォーカス)が狭くならないと思いますし、常に多角的に観る、他の人の知恵を知る、生き方や組織の作り方を理論でもインプットし、実践されている方と触れ合うことで視野の幅を広がるということを知ってもらいたいと思っています。
社員さん思いの山川さんの方針、素敵ですね!
経営者としていかに客観的にいられるかはすごく大事だと考えていて、組織のためにも、顧客のためにもそうありたいと思っているのですが、私も最初はそうではなかったんですよ。
約25年働いていますが、現会長である主人を手伝うつもりで主婦でパートで働き始めたときは、一生懸命仕事を覚えるのが面白くて仕方ありませんでした。
その後、社員が増え、私自身の役割もどんどん変わっていくのですが、気持ちは「なんとか良くしたい」「だからこうありたい」「こうしていきたい」にフォーカスがあたっていて、自分よがりで、社員にとっては押し付けでもあったと思います。
「社会にとってどうか?」という考えであればまだしも、自分の欲望やわがままにベクトルが向いたものに対して人は動かないのです。いい行動、流れが作れない、「こんなふうにしたら良いのに」と思うばかりでみんながなかなか動かないという時期を味わいました。
そんな苦い経験も経て、今があります。
強要していていく組織ではなく、双方向にコミュニケーションを取りつつ、私は経営者として常に発信をしていくことを心がけています。
遠隔で頻繁に会えない社員にもそれが伝わるよう、ポータルサイトをプラットフォームに、数値実績の共有から社長メッセージまで、いつでも発信できる環境も整えつつあります。
コミュニケーションを効率的に行い、さらに学んできたことが実践で活かされるよう取り組んでいきたいと思います。
今後の山川さんの展望をぜひお聞かせください!
まず、これから会社をどうやっていくか。そして人生と会社との関わり。この2つのテーマがあります。
3つの会社を経営していますが、3社とも事情は違いますが組織改革が必要でその準備をしているところです。
経営チームは、本当の意味で役割を認識し、私が判断するシーン、度合いを減らしていけるように成長してもらいたいと思っています。
そして私自身は、現在1分たりとも空くことがないスケジュールになっていますので、スケジュールルールを決め、タイムマネジメントしながら、自由になる時間を増やしていきたいと考えています。
余裕を持つことで、考える時間を取り、趣味のランニングや泳ぐことを楽しめる人生になりますので、そのワークライフバランスをも社員の見本になるべく、体現していきたいですね。
株式会社GRiP'S
代表取締役
山川紀子さん
取材後記
山川さんがしきりにおっしゃっていたのは実践しなければ意味がないということ。
この言葉の裏には、常に組織を、会社を成長させていくという強い思い、コミットが込められているのだと感じました。
常に新しい情報、知識、そしてコミュニティを通じた人脈を広げられ、すべてを経営に活かされている山川さん。
そんな山川さんがトレーナー研修で一番印象に残っているプログラムは、関西チーム4名でのぞまれた最終プレゼンとのこと。
研修の集大成として、それぞれメンバーの強みを引き出し、絵に描いた餅ではなく本当にリアルで実践することを考えて創り上げたそのプロセスもとても楽しかったとキラキラとお話くださいました。当日は皆さんで同じTシャツを準備されていて、その結束力をひしひしと感じました。
トレーナー研修は最終回を迎えました!
卒業されました皆様の今後のご活躍が楽しみですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!