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活動の中で起こる引き寄せや細やかな感動、動きなどをお伝えします。

『オフィスブリエ0期トレーナー研修』受講メンバーインタビュー第7弾は、もともとストレングスファインダーコーチの資格を取得しておられ、「飲食業界をもっと元気に!」と、アツい思いをお持ちの中島健介さん。

現在2店舗の京都のおばんざいをいただける飲食店を経営なさっています。
ブリエトレーナー研修の学びも活かされたマネジメントでいよいよ3店舗目のオープンが間近に!その裏側にどんなドラマがあったのでしょうか。お楽しみください。



何のためにここで学ぶことを選択したのですか?

飲食店を経営して6年になりますが、もともと人の可能性を引き出すことにとても興味がありました。
人が強みや才能を活かして輝いていくチームづくりが好きで、ブリエトレーナー研修を受ける以前にストレングスファインダーコーチの資格を取得していたんです。

それを知った友人が木村元子さんをご紹介いただき、それがきっかけでもっと具現化していきたいと思い、元子さんのコーチングを受け、その流れでトレーナー研修のお話をいただきました。

トレーナー研修は、まず一つ目に、一緒に働く弊社のメンバーをもっと輝かせていきたいということ、そして二つ目に、同じ飲食業界で働く自社以外の人たちのために普及していきたいという思いがあって参加を決めました。

さかのぼれば、なぜ人が輝くことに興味を持ったかと言うと、それは幼少期の自分の姿にあります。

私は非常に得意不得意がハッキリしている子供だったんです。
スポーツで例えると、バスケットボールはエースでキャプテンだったのですが、野球ではベンチ入り。子供ながらに人って万能ではないんだなということに否が応でも気付かされる体験だったんですね。

勉強も同様に、この教科は凄く出来るのにこっちの教科は全く出来ないということがはっきりしていました。

こんな体験から、「人には向き不向きあるよね」と受け入れることが出来て、自分に無いものを人が持っていたり、自分が全然興味が沸かないことに興味がある人が居るということへの探究心が働くようになったのです。

"人それぞれ全員違う"

そして、

"それぞれの役割がある"

それに、自分自身、全員同じように同じような責任を取るというのは苦手なんです。
それぞれの輝かせ方があるし、それをもっと突き詰めていくと人それぞれの使命に辿り着くという考え方です。

「自分が生まれてきた意味は何か?」

「横にいる○○さんが生まれてきた意味は何か?」

考えていると、人それぞれが輝いて協力して感謝しあえるチームや社会であれば最高だ!と、思ったのです。
飲食業に足を踏み入れたのも一貫しています。
私が新卒で入社した当時、憧れたのが居酒屋てっぺんの社長、大嶋さんで、いつもこうおっしゃっていたのです。

「人はだれでも輝ける」

その言葉にも惹かれて、「人を輝かせる人」になりたい!と、次第にその思いは大きくなっていったのです。

僕にとって、このきっかけが飲食業だったということで飲食店を経営していますが、これがIT業界の誰かが言ってくれていたら、きっとIT業界で人を輝かせる人になると思っていたと思います。
これもご縁ですね!

トレーナー研修を受講されて周りの方々に変化はありましたか?

もともとストレングスファインダーを使って個別面談を行っていましたし、すぐに大きな変化というのはありませんでした。

ですが、ある研修のときに大きな気づきを得て、店舗の取り組みが非常に良くなりました!

それは、木村さんがおっしゃる「場」と「個」の考え方でした。

これまでは個別面談で、「個」ばかりに注力してその人を輝かせるんだと頑張ってきました。しかし、「場」である、みんなで話し合う機会、いろんなことを共有する取り組みはほとんど行ってこなかったことに気づいたんです。

それからは、月に一度、全員で集まりミーティングを行うようになりました。
ここでは、私から方向性を示し、「チームとしてこうやっていこう!」という話をたくさんするようになりました。

今までは、僕とAさん、僕とBさん、、、という関係性だったため、社員が増えてくると「あれ?私は聞いていない」とか、「僕はそうは思っていませんでした」と、情報の齟齬が出るようになっていましたが、いまでは、全員で全体像を把握しているので会話もスムーズですし、社員同士横の協力体制が取れるようになりました。これぞチームワークですね。

そういった意味では社内がとても変化していきていて、これをきっかけに我が社の理念を作ったんです。
そして、それを僕からも伝えますが、社員からアルバイトや働く仲間に言い伝えてもらえるのが日常的になってきています。

店舗展開をしていくときにも必ず「場」の力が大切です。全員で同じ方向を向くことはこれからもっともっと必要になっていくと実感しています。

中島さんにとってのリビジョン・リライフな出来事がおありだったとか?

そうなんです。この半年は本当にいろんなことがありました。

一番は信頼していた店長の社員が退職したことです。
かなりのウェイトを任せていたので、一時店舗がガタガタになって本当に大変でした。

しかし、僕にはトレーナー研修での学びがある!と、立ち返り、第一回で学んだ物事の見方、つまり「意味付け」を意識していました。

ここはチームが強くなるタイミングだ!
一人ひとりとしっかりコミュニケーションを取ってうまく乗り越えて行こう!と。

そういう意識で行動し、まさに“リビジョン”。
今までには無かった全く新しいビジョンを作ることができたんです。

今では、その店長が辞めたおかげで気づくことがあったんだと思えますし、今いるスタッフには、こうしてあげたいなと思うことも増えてきています。

この経験が役立って、いま、すごく前を向いています!これからこうしていこう!という決断ができたところで、その結果3店舗目の出店も目前になりました。

今後の中島さんの展望をぜひお聞かせください!

はい!最初にお伝えしたとおり、まずは引き続き自社のスタッフを輝かせていきたい!と思っていますし、もう一つの飲食業界に影響を与えていきたいという思いも実現していきたいと考えています。

居酒屋の有志が集まって行っている「居酒屋甲子園」の若手経営者の塾があり、通っているのですが、その経営者仲間とディスカッションさせていただく中で、やっぱりこの業界に、コーチングやストレングスファインダーという武器が必要だと感じるシーンが多々あります。

これが、ヒューマンな仕事である飲食業界としての採用や育成に必ず生きると感じています。人の強みや才能を情熱を持って活かしていける環境づくりに貢献できれば僕としてもとても嬉しいことです。


おうちごはん中島家
オーナー
中島健介さん

取材後記

飲食業界を輝く人で埋め尽くしたいとアツい思いをお持ちの中島さん。
いつもキラキラと語ってくださるその裏側には、大変なご苦労もおありだったのですね。

今後、AIなどのテクノロジーが導入されても、やっぱり人が輝き人でしかできないコアな接客がある。そしてそれができるようにサポートするのが使命だとご自身を常に高め、このメソッドは今後もっと必要とされると信念を持って学ばれている中島さんのお姿に胸を打たれます。

また、トレーナー研修をともに学ぶ仲間が大好き!とおっしゃる中島さん。そんなお仲間とのペアコーチングワークでは「こんなこと議題にして良いのか」と思うようなことをお話になったときに、一瞬で答えに導かれてしまい、さらにコーチングの凄さを感じられたそうです。

関西のムードメーカー、中島さん。
まもなく最終回を迎えるトレーナー研修ですが、卒業してもなお交流を続けていきたいと嬉しいお言葉をいただきました!
中島さん、貴重なお話をありがとうございました。