企業風土改革推進メンバーに直撃!コミュニケーションの変化はどのような影響をもたらすのか?:ジオマテック株式会社 社員インタビュー(後編)
創業68年を迎える薄膜技術専門メーカーのジオマテック株式会社様にて、ブリエの「リーダー育成研修」を実施させていただき5年目に入ります。今回は代表して2020年度の受講生3名(城内さん、橋元さん、佐々木さん)に、自己・チーム・会社全体への変化や影響についてインタビューをさせていただきました。
インタビュー内容は前編・後編の全2回でお届けいたします。(本記事は後編です)
前編はこちらから!
コミュニケーションを学び磨くことは、チームや会社にどのような変化が起きるのでしょうか?具体的にお話しいただきました。
―さて、次は「個人の変化が部やチームの変化があり、そしてジオマテック全体にどのような影響・変化の芽が出ていますか?」という質問をお伺いしたいと思います。まずは城内さんからお願いいたします。
城内さん:部やチームの変化についてですが、橋元さん、佐々木さんからもありましたが、研修で習ったことを実践する「企業改革プロジェクト」が研修と並行して進んでいました。そこのプロジェクトの中で、習ったことを同じ部の別のマネージャーに自分たちで伝える「勉強会」の取り組みをしていました。私たちも理解していないと伝えられないので、学んだことを自分たちの言葉にしてより定着させることも目的としてありました。
それを月に1回2時間くらい時間をとってやっていました。私は4名に対して行っていたのですが、中にはブリエさんの研修を全く受けたことがない方もいらっしゃいました。これを4ヶ月間実施したところ、最初はインプットが多い会だったのですが、段々と「学んだことをどう実践しているの?」というコミュニケーションが生まれてきました。
実は、これまでこのメンバー間で業務以外の話をすることがあまりなかったんですね。「まずは私たちから変わらなければいけない」という意識改革の機会になったという手応えを感じています。まだまだこれからではありますが、理解はできました・意識はします、という段階に進めたと思います。
会社全体に少し影響が出てきているかなと感じるのは会議ですね。研修を受けたメンバーが会議のオーナーになることが多いのですが、会議の進め方や会議中の声かけは、研修で学んだコミュニケーションが生かされていて、会議の雰囲気がとても良いです。私も参加者として、学んだことを意識して参加するようにしています。
部内のマネージャーたちも、これから勉強会を進めることでこのような会議ができてくるようになると、より社内の変化が進むのではと思います。
―ありがとうございます。「勉強会」によるこれからの変化がとても楽しみですね!
次は橋元さん、お願いいたします。
橋元さん:ちょっと偏見が入っているかもしれないんですけど笑 自分は中途入社なのですが、入社当時は、正直女性が活躍できる職場ではないなと感じたんですよね。前の部署では全体のミーティングはなくて、基本男の人のみで構成されたミーティングしかなかったんです。
今年の1月から、月1回部の全体ミーティングを行うようになりました。目的は、部全体でのコミュニケーションの場づくりです。部内には女性が3名いらっしゃるのですが、彼女らにも参加してもらっています。全体ミーティングを始める際に、このミーティングの目的とルールを必ずアナウンスしてから開始します。最初はやっぱり、意見とか出なかったんですよね。彼女らもやったことなかったですし。でも、最近20代前半の女性社員2名の仕事に対する動きが変わってきたんです。今までは男性中心の職場で遠慮していた部分があったと思うのですが、自分から話しかける姿が見られるようになってきました。1on1も行っているので、コミュニケーションの場が増えたことによる変化かなと感じています。
全社的に考えると、今後そういった若い女性社員が活躍できる職場になれば、ジオマテック全体がもっと盛り上がると考えています。そのうち逆転するかもしれませんね(笑)
―「女性活躍」の視点での変化の芽が、これからどんな花を咲かせるのか、こちらも楽しみですね。
次は佐々木さん、お願いいたします。
佐々木さん:ほとんど城内さんや橋元さんが話してくれました笑 あえてですと、やっぱり「勉強会」でしょうか。
コミュニケーションは必要で大切です、とみんな言いますが、「じゃあ実際どうするの?」と。やっぱりわからないじゃないですか。「企業改革プロジェクト」の勉強会を継続してやっていて、今までは受講生が講師をやっていましたが、これからは次世代や課長メンバーが講師をしていく取り組みを実践しています。講師になることで、もっと学びが深まると思うんですよね。コミュニケーションって簡単にできることではないので、それをいかに実戦に移せるか、が大切だと思っています。
会社全体的には、会議の進め方自体が絶対的に変わりました。これまでの会議は「報告会」のようなイメージだったのですが、進め方が変わったことで議論ができるような場になってきています。会議体を開くメンバーが、アジェンダを考えたり、どう議論するかというのを事前に展開したり、色々と工夫をしています。色々な意見が出ながら議論を重ねることで、進む方向性がより良くなったと感じています。
女性の活躍という点も、課長からそのような声が上がりました。実は1人目がとても上手くいったんですね。とてもまとめ上手な方で、年上の女性社員からも応援されるような形で。さらに増やしていこう!という流れになっていますし、これが変化のきっかけになると思っています。
―ありがとうございます。勉強会、会議、女性活躍、それぞれの視点での具体的な「芽」のエピソードをいただきました。
早いもので、もうそろそろ時間となります。最後に一言、ぜひお願いできますでしょうか?
城内さん:質問の力ってすごい!ということを、木村先生のデモを見て感じました。視座を上げていただいたと思っています。「あぁこれか!」と感じられたことが大きかったです。この体験や思いを、部下や仲間たちに還元していくために、これからも継続していきたいと思っています。
橋元さん:木村先生にはお世話になり、「ありがとう」の一言です!今年の研修でも、新しいメンバーをどうぞよろしくお願いいたします。期待してます!
佐々木さん:今の活動を継続して、新たなジオマテックになるようにしていきます!研修は宿題も多かったので辛いときもありましたが(笑)木村先生のご指導があったからです、とても感謝しています。