「マインドを自分で変えることで、行動が大きく変わる」共通言語を駆使して横連携を取り、チームそして会社を牽引する:大手損害保険会社様<受講者インタビュー>
研修を受けて起きた変化
- ストレングスファインダーを活用し、意識的に各々の強みを役割に落としているので、チームとして動きやすい
- マインドを自分で変えることで、行動が大きく変わることを意識してできるようになった
- 自分の強みを活用した結果、ここ1年で契約数が増加した
- 「なんのために働くか」をしっかり見つめて整理でき、それが行動の軸になっている
- 同じ研修を受けた人が4年間で64名おり、それぞれが役職に就いているため、連携しやすく話が進みやすい
500名以上が在籍する大手損害保険会社様にて、4年間で計64名の若手社員の皆様にブリエの「次世代リーダー育成研修」を実施させていただきました。
今回は受講生3名にインタビューをさせていただきました。3名は研修の時期が異なりますが、現在は同じ課で働いていらっしゃいます。
研修を受けてのご自身が感じる変化を語っていただきました。(O様:1期生、K様:2期生、F様:4期生)
自分たちが会社を良くしていきたい。研修を通して「自分はこのためにこの部署で働きたい」ということを強く意識するようになった。
ー次世代リーダー育成研修で学んだ中で、今も活きていることは何でしょうか?
O様:「意味付け」はとても役に立っています。最近、会社に大きな変革があり方針が変わりました。今まではイケイケでやっていた中で、利益を出すようにという方針に変わり、そのため営業の選択肢として「断る」ことも出てきています。その時に、私は「なんでこんなことやっているんだろう」という気持ちがありました。
そこで意味付けをもう一度考えるために、「なんでやっているのか」ということを自分に問いかけ、プラスに転じています。マインドを自分で変えることで、行動が大きく変わることを意識的にできていることが自分の強みにもなっています。
今まで「意味付け」を知らない時は、「なんでなんだ」という気持ちばかりがあるだけでした。マイナスになる時に、「意味付け」を知っているということはとても大きな意味があると感じています。
K様:もし「意味付け」を知らなかったら、起こったことに対して、誰かや外的要因にフォーカスしてしまっていたかもしれません。今は「自分ができること」にフォーカスして選択することが意識的にできているので、会社の変化も楽しめています。
F様:この課には3人受講者がいます。Oさんは「実行力」「達成欲」が高いので、ガンガンやってもらう。一方で「コミュニケーション」がそこまで高くないことを私は知っているので、そこを噛み砕いて意味を正確に伝えるのが間の年次の僕の役目です。僕は強みとして5番目に「コミュニケーション」があります。ちょっとついていけなくなる人や困っている人がいたら、Kさんの「成長促進」でサポートしてもらう。意識的に「私の役目はこれ」とわかっているので、チームとしてとても動きやすいです。
また個別面談でも、「あなたはこういう才能を持っているけど、どういう風に活かしていけると思う?」と問いかけています。そうやって自分で考える機会を提供しやすく、部下育成にも活かされている実感があります。
O様:ストレングスファインダー、だいたい当たってますからね(笑)自分を見ても、部下を見ても、そう思いますよ。共通言語になるので、みんな始めにわかっているといいと思います。
あとは、問題が起きた時に、以前は自分で全て決めて下に落としていました。今は相談をするようになったり、誰かに任せることをしています。それはチームとしてやる上で、とても重要だと感じています。チームとしてどうするのか、という視点が身についていて、今は無意識でできるくらいその視点を落とし込めている実感があります。
ー研修で学んだことを実践の場で活かしていただいているのは大変嬉しいです。
F様:普段からストレングスファインダーを意識していて、お客様とのコミュニケーションに活用しています。僕は才能の上位がほとんど「人間関係」です。今までは無意識に「お願いします!」と素直に頼んでみる、「ごめんなさい」と素直に伝えてみる、ということをしていましたが、「それって自分の強みかもしれない」と意識することで、より活用できている実感があります。
ここ1年で契約数が増加していて、そのほとんどが「とりあえず君に頼んでみるよ」と仰っていただけています。こういう結果は、ちゃんとお客様とコミュニケーションが取れていて信頼を積み上げてられていることを感じますし、成果が出るスピードが上がりました。
O様:Fくんは、この1年で本当に変わりました。今までは、個人の仕事だけやっていればいい、という感覚を持っている印象でした。しかし、次世代リーダー育成研修に参加してから、チームのフォローなどを積極的に行う姿が見られています。目線がひとつ上がったんだなと。私以外も同じ課の人間は変わったことに気付いていますよ。
K様:私もそう思います。強気な発言も見られて、頼もしいです。
F様:研修を受けて一番参考になったのは「なんのために働くか」をしっかり見つめて整理できたこと。個人・チームのミッションビジョンバリューを設定したことで、「僕はこのためにこの部署で働きたいんだ!」ということを強く意識し、それが行動軸になっています。そこからブレると自分が望んでいる未来と違うため、しっかりと意見が言えるようになりました。
O様:私たちの次の課題は、自分たちが学んだことを他のメンバーにもしっかり伝えていくこと。こちらから伝えているつもりだが、それが表面化しているようにはまだ見えていません。会社の方針が変わってきていて、不安を持っている人も多くいると思います。特に1〜3年目の若手に伝えていきたいです。
ー何か大きな壁を乗り越えたエピソードはありますか?
F様:期待を込めて伝えた言葉が、人を追い詰めてしまったことがありました。それをチームで協力しながら、本人の意味付けを見直して乗り越えたことは、自分にとって大きな経験となっています。
よく木村コーチが仰っていた「誰が何を言うか」そして「伝え方」、それの重要性を感じました。当事者との人間関係を見て、協力者に声をかけて、話してもらったりしました。
「このチームにいたくないな」って思うチームって、誰も幸せにならないと思うんですよ。「このチームに貢献したい」「ここで少しでも長く働きたい」と本人が思ってくれるようになって、残ってくれていることは、チームにとっても大きな経験かもしれません。今はそのメンバーが、他の人が見ても仕事に対する姿勢が変わってきたんです。電話に出る声が以前と違い、ポジティブになっています。それはとても嬉しいです。
ー受講生同士の、部署を超えたコミュニケーションはありますか?
O様:ロープレを大阪・名古屋・福岡で混ぜて開催しました。受講メンバーで話し合い、部署や支社を巻き込んで実現させました。それは大きな刺激を作れたと感じます。
受講メンバーの8割くらいが上の役職にいるので連携しやすく話が進みやすいですね。縦割りだけでなく横串でも動きやすいと感じます。
K様:受講メンバーとは絆が強くなっているので、ふとした電話の時に「こういうこともっとできるよね」と言った話や相談ができることは、各々の支えになっていると感じています。
ーたくさんお話を共有いただき、ありがとうございます。最後に一言お願いいたします。
O様:次世代リーダー育成研修は、“長”になる準備に最適だと感じます。私は受けているときはすでに役職を持った立場だったが、もう1年前(役職を担う前)にやっておきたかったと思ったことを覚えています。Fくんは研修を受けたあとに昇格しますが、ステージが変わっても「大丈夫」と思える安心感ができましたね。
K様:日常生活やビジネスの場で、研修で教わったことがふと思い出される時がたくさんあります。その節々で「研修を受けてよかった」と感じます。
自分たちで会社を良い方向に持っていきたいし、そう思う人をもっと増やしていきたい。その時に、同じ研修を受けた仲間がいることはとても心強いです。今後も協力し合っていきます。
F様:トップガン研修に参加して、周りの人に「変わったね」と言われたことがとても嬉しく、自信になりました。これからは一緒に働いている人や次の世代に伝えていって、僕のように周りから「変わったね」と言われる人を育てていきたいです。そういうチームを築いてきたいと今、強く思っています。